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ゾディアック

『ゾディアック』(Zodiac) 2007年、米
zodiac

デヴィッド・フィンチャー監督作品
セブン」「ゲーム」「ファイト・クラブ」に続きレビュー第4弾

今回は、アメリカで実際に起きた連続殺人事件(ゾディアック事件)を追う男たちを描いた、実話に基づいた映画です
なので、衝撃のラストとか、どんでん返しなどは一切ございません!!←

主演はジェイク・ギレンホール。
ジェイクはロバート・グレイスミスという、実際にゾディアック事件に関わって、その後ノンフィクション小説『ゾディアック』(Zodiac、1986年)および『Zodiac Unmasked』を書いた人物を演じています。
で、この映画はその小説に基づいて作られているようです。

こうゆうシリアルキラーものの映画もよく観てますが、今回のは、猟奇的殺人がメインではなく、
ゾディアック逮捕に尽力した人々の人間ドラマの方が多く描かれているので、比較的見やすい作品かなと思いました!!
ただ、今回は衝撃のどんでん返しもオチもないストーリーなので、退屈するといえばするかも←

オチがないというのも、1968年から1974年のサンフランシスコで警察が確認できた被害者5名を殺害したこの事件は
現在に至っても犯人不明のまま、解決していないからです。
その分、とても重い、じわじわ怖いストーリーになっています
メイキングを見てると、実際の犯行現場で撮られた映像もあるみたいですね!!
結構忠実に再現されているようです。

○に十字のゾディアックのシンボルマークや暗号化された手紙も気になりますが…
犯行後に自ら通報してきたり、直筆の手紙が送られてきているので筆跡もでたりしてるのに、結局犯人を突き止められず。
とにかく不気味な犯人で、1990年代には、ニューヨークでこの事件を模倣した連続殺人が発生。
以後ゾディアックは連続殺人の代名詞にもなるほど、アメリカでは有名な事件みたいですね。

今回の出演陣もなかなか豪華
主演のジェイクは「デイ・アフター・トゥモロー」や最近だと「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂」に出てましたね!!
お姉ちゃんのマギー・ギレンホールもきれいな女優さんです!
そしてそして、最近の人気者ロバート・ダウニー・Jr.
「アイアンマン」「シャーロック・ホームズ」のはまり役で話題になる前だったんですが、
やっぱ薬物依存だかアル中がらみの役ですね(笑)
最後の方はあまり出番がなかったんですが、外見的に一番憔悴しきった役でした(^_^;)
ロバートよりも活躍したのが刑事役のマーク・ラファロ
彼はなんだか面白い髪形してました←

1969年、ドライブ中のカップルが襲撃され、女性は死亡、男性も重症を負う事件が起こった。
その1ヵ月後、新聞社に事件の犯人と思しき人物――後に“ゾディアック”と名乗る男から犯行を告白する手紙と暗号文が届けられる。
暗号文を新聞に載せないと大量殺人を決行するという。
暗号は新聞に掲載され、新聞記者のエイブリー(ダウニー・Jr.)や風刺漫画家のグレイスミス(ギレンホール)は“ゾディアック”の謎解きに並々ならぬ関心を見せていく――

トレーラー↓↓↓


捜査って、情報が交錯したりして結構大変なんだなぁってことが良く分かる映画でした
もうちょっと英語が読めるようになったら、この難しそうな原作本を読んでみたいですね!!

個人的評価:★★★★☆
以下、ネタばれ含みます↓↓↓
またまたオープニングから不気味さ満点
もう早く逃げようよ!!!!!!!←

全体的に暗く、不気味な雰囲気の映画で、主に犯人追跡に尽力した風刺漫画家のグレイスミス、記者のエイブリー、警察のトスキーの3人の苦悩が描かれています。
結局、犯人は分からずじまいだということを知った上で観ていたのですが、意外と容疑者は絞られてましたね!!
でも、証拠不十分で逮捕はできない、、、
明らかにあの人怪しいのに!!!!!!!ともどかしい気持ちになりました(^_^;)

前半は、犯人が新聞社に犯行内容を書いた手紙や暗号文を送ってきたことから始まります。
それから何度か事件が起こり、何度も手紙が送られてきます。
警察も色んな場所で殺人が起こるから、あの事件はあそこの管轄だの、この事件はここの管轄だのと、
なかなか犯人の情報が集まりません(^_^;)
現在みたいにパソコンもファックスも普及してない時代&田舎だったようですね

最初の3件は現場から指紋は採取されず、手紙からも指紋はでなかった。
なのに4件目の犯行では、指紋が残っていた。
最初の被害者は男女2人とも死亡。
2件目と3件目は男女が襲われるも女性だけ死亡。
4件目は男性1人だけが襲われて死亡。
このようにパターンがあるようでない犯行が続き、まったく犯人像が掴めません。

その後も、弁護士と話すためにテレビ番組に電話出演する犯人。
もちろん逆探知しようとしますが…逆探知に15分もかかるなんて時代を感じます(^_^;)
てか、今ならどのくらいで逆探知できるんだろう、、、
その後、生き残った男性などに犯人の声と電話の声を確認してもらうも、違うということで、
発信源も精神病院だったと言ってたので、どうやらこの電話はイタズラだったということなのかな、、、

これ以降も犯人の手紙の内容と犯行に矛盾が出てきたり、
いくつも届く手紙にも不審な点が見つかったり、
事件が報道されてから手紙が届き、新聞に書かれた内容しか手紙に書かれていなかったり、、、
ホントにこれらすべてがゾディアックの仕業なのか、模倣犯がいるのか、ただ新聞に載った事件を自分がやったように手紙を送ってきているだけなのか――
犯行声明を色々送っておきながら、一度も実行されていないこともあり、
ただ警察をおちょくっているだけなのか……ますます混乱してしまいます。
ゾディアックのシンボルマークも、時計のブランドのロゴだったことが発覚します。

一般人からの情報も当てになるやら、ならないやらでますます警察は混乱。
そんな時、友人のリー・アレンがゾディアックかもしれないと話す男性が現れます。
そのリー・アレンが怪しいということで、その人物の筆跡を鑑定するも、サンプルが少なすぎてどちらとも言えない結果に。
もっと友人に話を聞くと、アレンは両利きでどちらの手でも文字を書けるんだとか。
ここでやっと、アレンに事情聴取をすることになります。
話を聞くと犯人との共通点も多々あり、やはり怪しい。しかもゾディアックの時計をしていました。
アレンの弟夫婦にも話を聞きましたが、ますます彼が怪しいってことになります!!

しかし!!!
筆跡鑑定の結果はシロ。
左右違う手で書いたとしても、何らかの類似点があるはずだが、それが見られないと。
証拠不十分で家宅捜索の令状も出せず、また捜査が行き詰ります。

それから1年後。
記者のエイブリーは、なんとかゾディアックを捕まえようと奔走しすぎてアル中だか薬中状態に(^_^;)
警察の方は令状が取れずに苦労してますが、
心理学者による、人格が変わると利き手が変わることもあるという証言から、やっと家宅捜索に踏み切ります。
留守だったので勝手に入ると← 犯人と同じサイズの靴や手袋、そして銃も見つかります。

しかし!!!!!
指紋も筆跡も銃の条痕もすべてシロ。
また振り出しに戻ってしまいます((+_+))

それから4年後。
ここで今までトスキーと一緒に捜査してきた相棒の刑事が異動してしまい、関係者たちは一人また一人と現場を離れていってしまいます。
グレイスミスだけは諦めきれず、もう一度情報をまとめて本にすべきだと、一人で追跡調査を続けていきます。
そんなグレイスミスに、トスキーも警察の情報は口外できないと言いながらも協力してくれます。
警察の事件簿を調べさせてもらったりとますますのめりこんでいくグレイスミス。
そんな中で、家族に愛想尽かされたり、犯人から脅しの電話があったり…
奥さんからは、なぜあなたがやるのとか、家族よりも大事なことなの?と言われてしまいます。

そしてリック・マーシャルという新しい容疑者が現れ、筆跡も今までの容疑者の中で一番似ている、と判断されるのですが、
リックの筆跡だと思っていたポスターは実は違う人が書いていたものだった。
しかもそれが分かるのが、そのポスターを書いた人と会った時で、その人もかなり怪しかったのでこのシーンはドキドキしました(@_@;)
その後、またあのリー・アレンの名前が出てくるんですよね!!!!
やっぱりこいつなのかと!!!!←
しかし、色々と状況証拠は揃っているものの、決定的な物証がないんですね~((+_+))
最後はグレイスミスがリー・アレンの仕事場へ会いに行く所で終わり。

その数年後、生き残った被害者の男性に容疑者の顔写真を見せて確認してもらったところ、リー・アレンでほぼ間違いないと証言します。
あとは、エンドロール前の字幕でその後のことが語られています。

 アレンを殺人容疑で起訴を検討するも、準備中に心臓発作で死亡。
 2002年に行われたDNA鑑定ではリー・アレンは不一致と断定。
 しかし容疑者から除外はせず。
 2004年にサンフランシスコ市警の捜査は打ち切られたが、
 その他の殺人のあった郡では今でもアレンを唯一の容疑者として捜査中である。


犯人を追い詰めて、逮捕に至るとか、そうゆう山場はなく、たんたんと進んでいくだけなのに、全編2時間半越えという、とーっても長い映画でした(^_^;)
うーーん。目撃証言のあいまいさとか心理学で習ったので、何年も前に見た犯人の顔なんて覚えてないだろ!!と思う所もありましたが
この映画を見る限り、犯人はリー・アレンじゃないの!?って思いたい!!!!
ですが…筆跡や指紋、DNAなど肝心な物的証拠は一切出てないんですねぇ
しかも、リー・アレンは亡くなってしまったということですから…もう日の目を見ることはないのでしょうか、、、
それよりも、リー・アレンが真犯人ではなかったとしたら…もし共犯者がいたとしたら…
まだどこかで真犯人が生きているのかもしれないですよね――
うーーん。なかなか余韻の残る映画でした。

最後にトリビア
途中で、トスキーやグレイスミスが『ダーティハリー』という映画を見ているシーンがあるんですが、
この映画はクリント・イーストウッド出演の実在の映画だそうですね!!
この映画の中の連続殺人犯スコルピオのモデルはゾディアックで、『ダーティハリー』は、ゾディアック事件を基に早く犯人をつかまえろ!!という意味で作られた映画なんだそうです

Thank you for reading
waka
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